三尾・アメリカ村とは?
和歌山県美浜町三尾地区は人口約550人の海岸沿いにある小さな村で、第二次世界大戦前にカナダへ移民を送り出した地域の中でもとくに有名な場所です。現在、三尾にルーツをもつカナダ人の人口は約10,000人と言われており、これは日系カナダ人の人口の10%にあたります。この太平洋を横断する移住は経済的かつ文化的に三尾を一変させ、後に三尾はアメリカ村として知られるようになりました。
工野儀兵衛

19世紀、日本沿岸の様々な村が、周辺の漁業権を巡って争っていました。三尾は漁業権を失い、やがて漁業は衰退しました。そして多くの人々が収入源を失いました。その中で、工野儀兵衛という男は、彼の運命を自分自身でつかもうと決意しました。彼は新しい生活を求めてカナダを旅しました。長い旅の後、彼はブリティッシュコロンビア州のスティーブストンの漁場に到着しました。 彼はカナダで大成功を収め、三尾の兄弟や親戚を彼のもとに招待しました。 多くの人々がこの新しい国で生計を立てるために太平洋を横断しました。
参考文献: Food for Thought (2018) p.10